度々やっておりますキャブレターのオーバーホール、
今回はGM純正のRochester Quadorajet(ロチェスター クアドラジェット)
トラック、SUV、クーペ、セダン、ながい期間さまざまなモデルに使用されたGMを代表するキャブレター!
昔から、調子のよいエンジンの基本三原則とも言われている、
よい圧縮!よい火花!よい混合気!
その混合気にあたる、燃料と空気を混合させ気化する装置です。
こいつがダメだと、エンジンが始動しない、調子が悪いといったとても重要な部分。
現在のインジェクションシステムと比較すると決して効率的ではありませんが、
やはり、キャブレターにしか出せない味わいがある!
電気を使わずガソリンを気化するメカニカルシステム、単純なようで単純ではない奥が深~いものなのです。
日本でも平成に入り、もうキャブレターカーは生産されていません。昭和のものになってしまいました。
「おれの時代はよぉ~キャブのメインジェット替えてよぉ~…」
なんてことを言いだす日も近いのかもしれません…
前回、ご紹介しましたシリンダーヘッド廻り作業の続編です♪
以前ご紹介しました仕上がったブロックへ、
先日組み上げましたヘッドを載せていきます…
ヘッドガスケットを挟み、片バンクに17本のヘッドボルトがあるのですが、
締め付けていく順番と規定のトルクがあり間違えのないように慎重に締め付けていきます。
プッシュロッドを刺しロッカーアームを付けアジャスターの調整をしていきます。
インテークを載せ、バルブカバーやキャブレターを組み込み…..
はぁ~~何とも言えない造形になってきましたね~!
そのまま家に持ち帰り飾りたいくらいです。
もしくは、このエンジンに直接またがり、かっ飛ばしたい気分ですよ~!!!
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(注)※イメージです…
まだまだ、続きますよ~。お楽しみに!
To Be Continued…
われらファミリーのひとり、ちびっこギャングY一郎!!!
格好もギャング風にキメこんでいますが、何をしているのでしょうか?
実は、エンジンコンピューターの修理を試みております。
今の彼は保険屋さんなのですが、前職は某大手家電メーカーの修理をしておりました。
エンジン不調でお預かりしているTJラングラーなのですが、点検の結果ECMがどうも悪さしてそう…
点火タイミングや温度による燃調、噴射タイミングなどなど、エンジンのコントロールは、
全てこいつがやっています。
1970年代から簡単な制御装置はあったみたいですが、1980年代半ばにもなればコンピューターが制御
するのが主流になります。
こいつが、ダメになるだけでエンジンがかからないとか不調を起こす頭脳部になるんですね~!
そこで、リビルドコンピューターをアメリカにオーダーしようとしていたところ…
「ちょっとまった~!!!あにき~あっしにちょいとみさせてもらいやせんか~!!!」
昔の職人魂に火が付いたのかY一郎…
機材を自ら用意するやいなや部屋にこもり数日間、ICがどうのこうのマイクロがどうのこうの…
もくもく、、、
それから、ついに 取り付けをして…
………………………………………?
ん!?
………………………………………?
………………………………………?
……………………………………….?
んん”(-“”-)”
治ってないやないか~い。。。
「Y一郎~新品届いたから、もういいよ~~」
「がび~ん、、、」
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「さぁ~て保険のお仕事がんばろうっと…. 営業 営業…..」
何事もなかったかのように一度もこちらを振り向くことなくハーツを去っていったとさ、、、、
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